獣医さんが教えてくれた"文化"という技術の下支え

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整体師ムラタ　星加サユリです。

直接、カラダの不調とは関係ない今日の記事
ご興味のあります方は、最後までご覧くださいませ。

私は、成人し、まだ実家暮らしの頃
人生で初めての犬を迎えました。
アリアという、その犬はとても可愛かったのですが

その仔を介して、ある獣医さんとつながりができ
獣医さんのお考えを聞く機会がありました。

今でも印象に残っているのが今日のお話
”文化”と”技術”について語られたことと
そして、私たち人間は怠け者だというお話です。

『犬の避妊手術について術式以前の
指導や監督が十分かという問題があるんだよ。

例えば、おなかの毛を剃って消毒して
開腹手術って、するんだけどね。

どの範囲の毛を剃るか
どの範囲消毒するか

手術以前の事なんだけど
毛の反る範囲を面倒がって
狭くしちゃうと、毛が舞って入ったり

手術中の糸に毛を巻き込んだり
毛がおなかに沢山落ちたまま
洗わずに閉じちゃったり

そういうのが後になって
悪さをすることがある。

実際、よそでやって調子が悪いって
うちでもう一回開けた時に、見てきたことだからね。
それを見てきた先輩が、新人には教えれば
良いだけなんだけど。

手術の術式は教科書通りでも
その前の大事なことを
教えなくて、それで良しになってること
沢山あるんだよ。

そういう細かなことを
教える文化があるか無いか
そこが大きなことだと僕は思うのだけど』

そんな風に、話してくださったことを
今でも覚えています。

可愛いアリアのことだからというのもあるけれど
私自身すごく大切なことを
教えてくださったと思ったからです。

きっと獣医になる方って
動物が好きな方が圧倒的に多いと思うのです。
少なくとも大っ嫌いって方はかなり少ないでしょう。

そんな方達でも、目の前の数をこなすことに追われると
思い至らなくなったり、手間を惜しんだり
人ってそういう所がある物だと思うのです。

施術をしていても
段取り的には、いつもどおりだけど
今日のこの方に、この手順は結果は同じだけど
施術中の痛みが強そうだから手順変えようとか
ささやかな事があります。

けれど、余裕をなくすと
結果同じなら、手順の修正なんていちいち気にせず行こう
そんな風に思う日が来るかもしれない。
そうしちゃう日もあるかもしれない。

その可能性も踏まえた上で私がどう在りたいのか
勿論、思い至らず未熟なこともあると思うから
だからこそ、この話は忘れないようにしたいなぁ。
そう思っています。

あっ、可愛いアリアは人間換算112歳くらいまでの
ご長寿犬になり、たくさん一緒に暮らせましたよ。
アリア、めっちゃいい仔なんです（私はめっちゃ親バカです！）

最後までお読み頂きありがとうございます。

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